初心者でも簡単にできるWordPressバックアップ方法とおすすめプラグイン

wordpress バックアップ WordPress
WordPressのバックアップは、どのようにすればよいのでしょうか。

WordPressは、データベースとサーバーデータからコンテンツを表示する動的なコンテンツ管理システムです。
そのため、バックアップの際には両方のデータにアクセスする必要があります。

しかし、中には具体的な方法を知らない方や、そもそもバックアップの必要性を理解できていない方もいらっしゃるようです。

ここでは、WordPressのバックアップについての概要と具体的なやり方を紹介しています。
各種ファイルの基本情報とバックアップのタイミング、おすすめのプラグインも解説しているので、バックアップの際の参考にしてください。

WordPressのバックアップをとる4つの理由

バックアップの取り方を説明する前に、まずはWordPressでバックアップを取るべき理由について解説していきます。

ハッキングを防止するため

ハッキングは、ネット社会のリスクとして認識されていますが、WordPressも例外ではありません。
アクセス数が増え、サイトの規模が広がっていくとハッキングの対象になることもあります。

サイトにどのような影響があるかもわかりませんので、いつでも復元できるようにバックアップファイルを用意しておくことが大切です。

バグやエラーに対処するため

WordPressは、優秀なサイト管理システムですがソフトウェアである以上、バグやエラーが起こります。

特にバージョンアップや更新した後は、予期せぬエラーに遭遇することもあるので注意してください。
バックアップは、このようなエラーから身を守る手段として有効です。

サーバーダウンに対応するため

レンタルサーバーは、WordPressを運用するのに便利なサービスですが、データ転送量が大きすぎるとサーバーダウンを起こすこともあります。

サーバーダウンが起きると、データベースやサーバーデータにアクセスできなくなるので、バックアップファイルは常に保存しておきましょう。

誤操作でデータを削除したときに対処するため

WordPressは、管理画面で直観的な操作ができますが、誤った操作をしてデータを紛失することもあります。

例えば、FTPソフトで重要なデータを削除してしまったりすると、突然真っ白な状態になって、管理画面も使えなくなるので注意してください。

このような場合は、バックアップをとっておけばエラー前の状態に戻すことができます。

WordPressのバックアアップをとった方がいい3つのタイミング

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では次に、バックアップを取っておいたほうが良いタイミングについて紹介していきます。
主に次の3つのタイミングでは、できるだけバックアップを取っておきましょう。

テーマやプラグインを更新するとき

テーマやプラグインは、WordPressのバージョンに応じて更新されます。
内部のプログラムが書き換えられることにより、予期せぬエラーが起こることもあるため、定期的にバックアップをとるようにしましょう。

特に、テーマは他サイトからダウンロードしていると旧バージョンにもどせなくなることもあります。
エラーの原因が分からないうちは、旧バージョンのものを利用するのが無難です。

カスタマイズするとき

WordPressは、カスタマイズすることで使い勝手をよくすることができます。
カスタマイズする際には直接テーマファイルをいじることで、好きなフォントやデザインにすることが可能です。

ただし、WordPressテーマは、パーツごとにプログラムファイルが異なるため、カスタマイズが複雑になると管理も難しくなります。
バックアップなしにカスタマイズしていくと、エラーの原因を把握するのも困難になるので注意してください。

例えば、テーマをカスタマイズするだけでも、「style.css・header.php・functions.php・index.php」など、多くのファイルがあります。
混乱しないためにもカスタマイズ前のバックアップは積極的に行ってください。

WordPressをバージョンアップするとき

WordPressは、セキュリティやバグを改善するために、多くのバージョンアップを行います。
特にセキュリティに致命的なバグが見つかった場合は、頻繁に更新されるため適度なバックアップが必要です。

バージョンアップは、基本的に手動で行いますが自動更新にすることもできます。
自動更新はマイナーバージョンアップに適用されますが、バックアップをとらないと不具合が出た際に対応しづらくなります。

WordPressでバックアップすべきデータとは?

WordPressを動かすために、サーバー上には様々なファイルがあります。
しかし、すべてのバックアップを取らなければいけないわけではありません。

ここからは、バックアップしておくべきテーマをご紹介します。

テーマ

WordPressのテーマは、「wp-contentフォルダ→themesフォルダ」に格納されています。
数MB~数十MBと小さい容量ですので、フォルダごとバックアップしても時間はさほどかかりません。

ただし、膨大な量のテーマをインストールしている場合は、バックアップ容量も大きくなりがちなので注意してください。

アップロードしたコンテンツ

WordPressにアップロードしたコンテンツ(画像など)は、「wp-contentフォルダ→uploadsフォルダ」に格納されています。

サイトの内容によって数MB~数GBの容量になるのが特徴です。
容量によってバックアップ時間も異なるため、事前にデータ量を確認しておくことが大切です。

例えば、「ブログを一年以上継続している」「一記事当たりの画像量が多い」「記事数が200を超えている」なら、画像の容量は膨大になっていることが予想されます。
仮に数GBのコンテンツならバックアップだけでサーバーの転送量を超えてしまうので注意してください。

プラグイン

WordPressにインストールしたプラグインは、「wp-contentフォルダ→pluginsフォルダ」に格納されています。
独立したクラウド上に保存されているため、バックアップしなくても復旧することが可能です。

ただし、インストールしている数が多かったり、カスタマイズを施している場合は、バックアップをとっておいた方がよいです。
サイトにインストールされているプラグインによって転送容量も変わってきます。

データベース

WordPressのデータベースは、最も重要なバックアップデータです。

記事内容・カテゴリ・公開日・タイトルなど、サイトの根幹となる情報が格納されています。
他のデータと違い「wp-contentフォルダ」には格納されておらず、保存の仕方も異なるのが特徴です。

基本的に、サイトのボリュームに応じてバックアップデータも増えていきますが、テキスト情報がほとんどを占めるため、画像ファイルのように膨大になることはありません。
ただし、記事数やボリュームが多ければ数百MB~になることはあります。

WordPressのバックアップをとる3つの方法

wordpress バックアップ
WordPressのバックアップを取る方法は大きく分けて3つあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

プラグイン

WordPressには、効率的にバックアップできるプラグインがリリースされています。
通常のプラグインと同じように使えるので、誰でも簡単にバックアップが可能です。

特に、画像やデータベースなどは、頻繁に更新されるので手動で定期的なバックアップを取ることは困難です。
このように膨大なデータを扱う場合は、信用できるバックアッププラグインを利用するのがおすすめです。

FTPソフト

FTPソフトとは、ネットワークを介してデータを送受信できるソフトウェアです。
有志による無料で高性能なものが多くリリースされています。

windowsではFFFTP・FileZilla・WinSCP、MacOSではCyberduckなどが有名です。

FTPソフトを使うことでデータを丸ごと送受信できるため、テーマファイルやプラグインファイルなどのバックアップに最適です。
送信側と受信側が二画面に分かれており、ドラッグアンドペーストで簡単に操作可能です。

ターミナル(コマンド)

パソコンに詳しい方なら、ターミナルでバックアップをとることもできます。
コマンドプロンプトなどに詳しい方におすすめです。

ただし、専用のソフトウェアが必要だったり、レンタルサーバーでは利用できなかったりするので、一般ユーザーが利用することはないでしょう。

WordPressに標準実装されているバックアップ機能を使う

WordPressには、標準実装されているバックアップ機能があります。
ただし、データベース上の保存に特化しているだけなので、プラグインなどのサーバーデータのバックアップはできません。

シーン別バックアップ方法

バックアップ方法をご紹介しましたが、それぞれのシーンや目的によって、適したバックアップ方法は異なります。
ここからはシーン別のバックアップ方法を解説します。

テーマやプラグインを更新する場合

テーマやプラグインを更新する場合は、容量が低いファイル丸ごと転送できる「FTPソフト」がおすすめです。
特にテーマファイルは、更新頻度もそれほど高くありませんし、容量も軽いのでFTPを介したデータ転送が合っています。

ただし、プラグインファイルは、WordPressのバージョンアップに合わせて更新されるので、定期的にバックアップがとれるプラグインを利用した方がよいときもあります。
更新ごとにFTPソフトを使うのが面倒くさい時などは、バックアッププラグインを利用してください。

バックアップするべきファイルを指定する

バックアップするべきファイルがあるときは、個別に指定することもできます。
WordPressに標準実装されているものや、FTPソフトでも個別ファイルのみをバックアップできます。

例えば、WordPressの管理画面では、「投稿・固定ページ・カスタム投稿ページ」などバックアップするファイルを自由に選ぶことができます。
期間を指定したりもできるため、状況に合わせたバックアップが可能です。

カスタマイズを行う場合

WordPressに関連するファイルをカスタマイズするときは、更新の時と同様にFTPソフトを利用するのがおすすめです。
テーマやfunctions.phpをカスタマイズするときは、その都度、FTPソフトで送受信をしてください。

カスタマイズファイルは、画像ファイルのように膨大になることは少ないです。
該当箇所さえ送受信できればよいので、FTPソフトでも十分にバックアップがとれます。
膨大な箇所をカスタマイズする時は、適度なところで動作確認することが大切です。

WordPressバックアップのおすすめプラグイン

WordPressサイトを運用するにあたって、バックアップを取ることはとても重要です。
そのため、バックアップを取るためのプラグインも多数存在します。

その中からおすすめのバックアッププラグインをご紹介します。

BackWPup

BackWPup
BackWPupは、定期的にWordPressのバックアップがとれるプラグインです。

自動バックアップと手動バックアップが選択できるため、多くのワードプレスユーザーに利用されています。
バックアッププラグインの中では最も有名といってよいでしょう。

WordPressのバックアップは、「画像やプラグインなどが格納されているサーバー上のデータ」「記事内容が格納されているデータベース上のデータ」を記録する必要があります。
BackWPupなら、これらのデータをスケジュールを決めて自動バックアップできます。

UpdraftPlus

UpdraftPlus
UpdraftPlusは、日本では馴染みが薄いものの海外では有名なバックアッププラグインです。
バックアップと復元がセットになっているので、WordPressの知識が少ない初心者におすすめです。

通常のプラグインと同様にインストールして有効化すると、すぐにバックアップすることができます。
手動~4時間~1か月というスパンでスケジュール設定でき、バックアップから復元までワンタッチで行うことが可能です。

バックアップしたデータを復元する方法

WordPressのバックアップは、復元方法とセットに考えることが大切です。
復元方法を知っておかないと、予期せぬエラーに対応できなくなってしまいます。

バックアップの復元方法は、前述のようなプラグインを使う方法とFTPソフトを使う方法に大別されます。
容量の少ないデータはFTP、大きい場合はバックアッププラグインなど、状況に合わせて使い分けることが大切です。

バックアップファイルの保存場所

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バックアップファイルは、セキュリティの高い場所に保存する必要があります。
ここではおすすめの保存方法を紹介していきます。

外部ストレージ

外部ストレージは、最も一般的なデータ保存先です。

大容量のものを用意すれば、WordPressのまるごとバックアップも可能です。
外部ストレージの種類には、HDDやSDカード、マイクロSDカードなど、様々な媒体があります。

SDカードなどの小さい媒体を利用すれば、バックアップファイルを気軽に持ち運ぶことができます。

ただし、紛失や破損があるとバックアップファイルも利用できなくなるので注意が必要です。
破損リスクなどを避けるためには、できるだけ自宅保管できるものを選びましょう。

オンラインストレージ

オンラインストレージは、インターネット上にデータを保存する方法です。

外部ストレージと違って、破損リスクがなく無料で利用できます。
特に、大手のソフトウェア会社が提供しているものは、セキュリティや容量面で安心です。

例えば、マイクロソフトが提供するOnedriveは、無料で5GB、月249円で50GB利用できます。
プレミアムプランになると合計1TBに加えて、WordやExcelといったOffice 365 Soloも使えるので一石二鳥です。

他にも、アメリカのDropbox社により提供されている「Dropbox」は、BackWPup・UpdraftPlusで標準実装されているため汎用性が高いです。

バックアップの方法に合わせて、適したサービスを利用しましょう。

まとめ

WordPressでサイトを運営するにあたって、バックアップは大切なサイトを守るために必要な作業です。
プラグインやテーマの更新、デザインのカスタマイズなど、WordPressの動作に影響を与える編集をする際には必ず行ってください。

バックアップを取る方法としては、FTPソフトを使う、プラグインを使うなど、様々な方法があり、目的によって適した方法も異なりますので、シーンに合った方法を選びましょう。

当ページでご説明した方法を参考にバックアップを取って、リスク最低限にサイト運営していってください。

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