「Clubhouseって録音できるの?」
「スクリーンショットはしてもいい?」
「規約に違反したらどうなるの?」
こういった疑問をお持ちではありませんか?
最近話題の音声型SNS「Clubhouse」、有名人のトークなど聞いた内容を記録したいという方も多いでしょう。
しかし、Clubhouse内の音声を録音しても良いのか確かめるにも、規約が英語でわかりづらいですよね。
そこで当記事では、Clubhouseで録音や画面収録(画面録画)、スクショができるのかを解説しています。
また、規約に違反するとどうなるのか、録音以外に注意するポイントもご紹介しているので、参考にしてくださいね。
Clubhouseは録音できる?
Clubhouseで、スピーカーが話す内容を録音して聞き返したいという方も多いでしょう。
しかし、Clubhouseで録音はできません。
なぜなら、「規約で録音自体が禁止されている」からです。
規約で録音禁止されている
公式の規約には以下のように書かれています。
You may not transcribe, record, or otherwise reproduce and/or share information obtained in Clubhouse without prior permission.
- We prohibit the transcribing, recording, or otherwise reproducing, manipulating, and / or sharing of information (e.g., audio or screen recording) obtained in Clubhouse, without the express authorization / permission of Clubhouse and *all users* that originated this content.
- While screenshots (images only) are not explicitly against our TOS, we reserve the right to limit or suspend any user account that utilizes them in a way that violates our Terms of Service (e.g., directed abuse or hate towards a user).
引用元:Notion – The all-in-one workspace for your notes, tasks, wikis, and databases.
「事前の許可なく、Clubhouseで得た情報を書き写す、録音、再現や共有をしてはなりません」
このように、規約の禁止事項でそもそも録音が禁止されているのです。
そのため、録音はしないことをおすすめします。
ただし「事前の許可なしに」とあるので、運営からの許可・スピーカー全員の録音許可がある場合は、録音も可能かもしれません。
しかし現在のところ、録音が許されているケースはありませんので、「録音は禁止」という認識をしておきましょう。
規約に違反するとどうなるの?
規約に違反してしまうと、最悪の場合、アカウント停止も考えられます。
規約違反に対する措置として、公式の規約には以下のように書かれています。
These are examples of potential consequences for Rules violations (non-exhaustive):
- Provide a warning for a first offense of low severity and impact
- Request the removal of or directly remove offending content
- Restrict the ability to participate in some or all conversations
- Temporarily or permanently disable or remove the account
- Notify law enforcement when there is risk of physical harm or a threat to public safety
引用元:Notion – The all-in-one workspace for your notes, tasks, wikis, and databases.
日本語訳は以下の通りです。
- 事の重大さや影響が低い場合、1回目は警告になる
- 気分を害するコンテンツは、削除を要求するか直接削除される
- 一部、もしくは全ての会話への参加を制限する
- 一時的、もしくは永久にアカウントを無効・削除する
- 身体に害を及ぼす、公共の安全を脅かす危険性がある場合、法執行機関に通知する
このように、規約違反にはClubhouseでの活動に制限がかかる措置がなされます。
また、Clubhouseは招待制のSNSのため、違反をした場合、招待者にも何らかのペナルティが与えられる可能性も考えられます。
自分はもちろん、他の人も巻き込んでしまう恐れがあるため、録音は控えておいた方が良いでしょう。
Clubhouse起動中に「画面収録」はできない
iPhoneでは、スマホの画面を動画キャプチャで録画できる「画面収録」の機能があります。
画面収録では、アプリで流れている音声も録音できるため、この方法で録音できるのでは?とお考えの人もいらっしゃると思います。
しかし、Clubhouse起動中に画面収録を行おうとすると警告が出ます。
Clubhouse 実験からの学びその3
iPhoneの画面録画機能を使うと「ダメだよ!」と警告が出て音は録音されない。というか、これあんまりやるとBANされるらしい。危なかった…。 pic.twitter.com/lDJio6CXh8— 大須賀淳(スタジオねこやなぎ) (@jun_oosuga) 2021年1月29日
画面収録は録音と同等の行為となるので、Clubhouseでは禁止されているのです。
Clubhouseの画面をスクリーンショットしてもいい?
Clubhouseでは、スクリーンショットは許可されています。
ただし、スクリーンショットを利用して規約に違反する行為をした場合、ペナルティがある可能性もあります。
規約には、以下の通りに書かれています。
- While screenshots (images only) are not explicitly against our TOS, we reserve the right to limit or suspend any user account that utilizes them in a way that violates our Terms of Service (e.g., directed abuse or hate towards a user).
引用元:Notion – The all-in-one workspace for your notes, tasks, wikis, and databases.
「スクリーンショットは規約に反してないものの、規約の違反行為に利用したアカウントの利用を制限、一時停止する権利を運営は持っています」
ここでの違反行為とは、例えば誰かの誹謗中傷に使うといったものです。
このように、モラルに反した使い方をしない限りは、スクリーンショットを撮っても問題はありません。
Clubhouseを利用する上で気を付けるべき点とは
ここまで、Clubhouseでの録音禁止についてお伝えしてきました。
しかし、Clubhouseを利用するにあたって、他にも気を付けるべき点がありますのでご紹介します。
- 相互フォロー目的のルーム
- なりすまし
- 情報はオフレコとして扱う
- 脅迫や差別などの禁止
- 知的財産権の違反
各ポイントについて、詳しく解説していきます。
相互フォロー目的のルーム
Clubhouseには、相互フォローを目的とした無言のルームがあります。
しかし、これは公式より明確に禁止されている行為です。
作るのはもちろん、入るだけでもペナルティをくらう可能性があるのでご注意ください。
規約に対策をしていると書かれているルームもあるようですが、入らないようにしましょう。
なりすまし
- You must use a real name and identity on the service.
- You must be at least 18 years of age to use Clubhouse (or older if required by your country).
引用元:Notion – The all-in-one workspace for your notes, tasks, wikis, and databases.
Clubhouseの利用の条件は、18歳以上であること、そして本名で登録することが必須です。
そのため、有名人や他の人になりすますという行為は違反となります。
TwitterやInstagramなど、他のサービスでは「なりすまし」自体を禁止しているルールはありませんが、Clubhouseでは明確に禁止されているので、ご注意ください。
そして、名前を変更できるのも、現時点では一回だけとなっているので、覚えておきましょう。
情報はオフレコとして扱う
Clubhouseで話された内容や情報は、オフレコとして扱うと定められています。
オフレコとは、非公式のものとして扱うということです。
そのため、Clubhouseで聞いた内容は「公式の発表や発言」として扱わないようご注意ください。
脅迫や差別などの禁止
- You may not engage in abuse, bullying, or harassment of any person or groups of people.
- You may not discriminate against, engage in hateful conduct directed at, or threaten violence or harm against any person or groups of people.
引用元:Notion – The all-in-one workspace for your notes, tasks, wikis, and databases.
Clubhouseでは、脅迫や差別など他人を傷つける行為を禁止しており、規約にも「いじめや嫌がらせをしてはならない・差別や脅迫、他人を傷つけることをしてはならない」と記載があります。
そのため、他人の誹謗中傷などもしないよう心がけておきましょう。
知的財産権の違反
- You may not engage in any conversations or upload any content that violates any intellectual property or other proprietary rights.
引用元:Notion – The all-in-one workspace for your notes, tasks, wikis, and databases.
Clubhouseでは、知的財産権などに反するコンテンツのアップロードや会話が禁止されています。
知的財産権の代表例が著作権です。
例えば、YouTubeでもテレビ番組などの違法アップロードを禁止しています。
これと同じようにClubhouseでも、著作権に違反する音声のアップロードはダメだということです。
まとめ
Clubhouseでは、録音は禁止されています。
規約に違反すると、自分だけでなく招待者までペナルティを受ける可能性があるのでご注意ください。
また、録音の他にも様々なルールが設けられています。
しかし、基本的には、他のSNSと同様に一般常識やモラルに反しなければ、問題なく利用できます。
ルールを守って、Clubhouseの利用を楽しみましょう。
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