エクセルでのPDF変換・保存手段【すぐできる】－PDFを用いるエクセルの応用技術

エクセルで作った資料を、どのパソコンでも見られるようPDF化したい時ってありますよね。
また、資料にPDFのデータを貼り付けたいこともあると思います。

ここではそんな時のためにエクセルのデータをPDFに変換する手順やPDFデータの貼り付けなどの応用テクニックを紹介します。
これでPDFの取扱いには困らなくなりますよ！

1.PDFへの変換基本手順

では始めにエクセルをPDFに変換する基本手順を確認してみます。
「保存機能」と「印刷機能」の２つから変換することができるので、どちらもみてみましょう。

1-1.保存機能からの変換

まずは保存機能からの変換についてです。
基本手順と変換範囲の調整の仕方について説明します。

1-1-1.基本的な変換の仕方

始めに基本的な変換の仕方からで、手順は次の通りです。

（１）PDFに変換したいシートを選択（複数可）して、「ファイル」タブをクリックする

（２）「名前を付けて保存」をクリックする

（３）「ファイルの種類」で「PDF（*.pdf）」を選択し、任意の保存場所を指定して「保存」ボタンを押す

（４）完了

このようにすればエクセルをPDFに変換することができます。
簡単ですね。

1-1-2.変換範囲の調整

次に保存機能からPDFに変換する際の、変換範囲の調整の仕方をみてみましょう。

（１）PDFに変換したい部分のみを選択して、「ファイル」タブをクリックする

（２）「名前を付けて保存」をクリックする

（３）「ファイルの種類」で「PDF（*.pdf）」を選択し、「オプション」ボタンを押す

（４）「発行対象」を「選択した部分」に切り替え、OKを押す

（５）任意の保存場所を指定して「保存」ボタンを押す

（６）完了

このようにすればシートの中でPDFにしたい部分を指定することができます。
余分な所をカットしたい時、見せたくない部分がある時などに活用しましょう。

1-2.印刷機能からの変換

次に印刷機能からPDFに変換する方法についてです。
Excel2007よりもバージョンが古い場合、先ほどの保存機能からの変換はできません。
そのような場合にはこちらの方法で変換しましょう。

ここでも先ほどと同じように、基本手順と変換範囲の調整の仕方について説明します。

1-2-1.基本的な変換の仕方

まずは基本的な変換の仕方からです。ここでは「PrimoPDF」を使ってPDF変換する流れを紹介します。

（１）こちらのサイトから「PrimoPDF」をダウンロードしインストールする

（２）PDFに変換したいシートを選択（複数可）して、「ファイル」タブをクリックする

（３）「印刷」をクリックする

（４）「プリンター」で「PrimoPDF」を選択し「印刷」を押す

（５）任意の保存先を選択し、「PDFの作成」をクリックする

（６）完了

ソフトのインストールが必要にはなりますが、古いバージョンでもPDF変換ができるようになります。

1-2-2.変換範囲の調整

次にPrimoPDFでの変換範囲の調整の仕方です。

（１）PDFに変換したい部分のみを選択して、「ページレイアウト」タブの「印刷範囲」から印刷範囲を設定する

（２）「ファイル」タブにある「印刷」をクリックする

（３）「プリンター」で「PrimoPDF」を選択し「印刷」を押す

（４）任意の保存先を選択し、「PDFの作成」をクリックする

（５）完了

このようにすれば印刷機能からも変換範囲の調整ができます。

2.PDFデータ取扱いの応用テクニック紹介

次にPDFデータ取扱いの応用テクニックを紹介します。
エクセルにPDFを貼り付ける方法と、PDFファイルのハイパーリンクを作る方法を見てみましょう。

2-1.エクセルにPDFを貼り付けたい

まずはエクセルにPDFを貼り付ける方法からです。

エクセル上に上の例のようにPDFデータを貼り付けるということで、次のように行います。

（１）「挿入」タブにある「オブジェクト」をクリックする

（２）「新規作成」タブにある「Adobe Acrobat Document」を選択し、OKを押す

（３）挿入したいPDFデータを選択する

（４）完了

このようにすればPDFデータを挿入することができます。
なお、「挿入」タブにある「図」からは挿入できませんので注意しましょう。

2-2.エクセルにPDFファイルのハイパーリンクを作る

次にエクセルにPDFファイルのハイパーリンクの作り方についてです。

（１）リンクを設定したい任意の文字列を入力する

（２）文字列を入力したセルの上で右クリックし、「ハイパーリンク」を選択する

（３）検索先でPDFファイルが保存されている場所を指定し、PDFファイルを選択してOKを押す

（４）完了

このようにすれば文字列にハイパーリンクを設定することができ、クリックすると指定のPDFファイルが開かれるようになります。

3.まとめ

以上エクセルのPDF変換について、基本的な返還方法と応用テクニックを紹介しました。

PDFデータはエクセルをインストールしていないパソコンでも中身を見ることができるので、よく使われる形式です。
変換等の手順を覚え使えるようになっておけば、きっとこれから先役立つ時が出てくると思いますよ！