「突然ラインが送れなくなった」「メッセージの横に矢印が出て、相手に届かない」とお困りの方へ。
今すぐにLINEが送れない問題を解決するたに、当記事ではその原因と対処法を解説します(iPhone/Android対応)。
解決方法を試しても送れない時に取るべき「最終手段」とは?
今では電話やメールに代わる連絡ツールとなったLINE。
突然メッセージが送れなくなると、相手と連絡が取れなくなって大問題ですよね。
LINEが送れなくなった時には、まず原因を特定することで素早く対処することができます。
当記事では、原因に合った対処法をそれぞれ解説しているので、すぐに効果的な解決方法を試すことが可能ですよ!
1. 矢印マークが付いてLINEが送れない状況とは?
LINEが送れていない状況では、トーク画面に以下の2種類のどちらかの矢印が表示されます。
1. 送信時間の横に表示される斜め上を指す矢印(画像1)
2. メッセージの横に表示される丸矢印(画像2)
1の矢印が表示されている時は、メッセージを送信中の状態です。
2の矢印は、1がしばらく続いた後に切り替わって表示され、送信が失敗している状態を意味しています。
通常だとどちらの矢印も付かずに瞬時に送られる事がほとんどです。
ここからは、矢印が表示されて送信できない原因と対処法を解説していきます。
2. なぜLINEが送れないの?考えられる7つの原因と確認方法
LINEが送れない時の主な原因は、次の7つです。
- ▼端末の不具合
- 端末のパフォーマンスが落ちている
- OSのバージョンが古すぎる
- ▼LINEアプリの不具合
- LINEでシステム障害が起こっている
- LINEのバージョンが古すぎる
- ▼通信回線の不具合
- 通信回線の障害
- ルーターに問題が起きている(WiFiのみ)
- 通信制限にかかっている
では次に、それぞれの原因の詳細と確認方法を解説していきます。
原因を特定することで、素早い対処が可能になりますよ!
2-1. 端末の不具合(スマホ/タブレット/PC)
iOSやAndroidを搭載したスマホ、タブレットまたはPCなど、普段LINEを操作している端末そのものが不具合を起こしている場合の詳しい原因を解説します。
端末のパフォーマンスが落ちている
アプリの開きすぎや同時に重いアプリや動作を行っている場合、端末のパフォーマンスが落ちてLINEが送れなくなることがあります。
LINEだけでなく他のアプリも起動しなかったり、ひとうひとつの動きが遅かったり(いつもよりワンテンポ遅れる)といったことはありませんか?
同時にアプリを開きすぎていないか、同時に重いアプリを起動していないかなど、マルチタスク画面やタスクマネージャーで確認してみましょう。
OSのバージョンが古すぎる
ご利用の端末のソフトウェアが古すぎる場合、LINEとの互換性が取れずにアプリで不具合を起こす可能性があります。
よほど長い間アップデートしていない場合に限りますが、端末の設定画面でOSの最新ソフトウェアがリリースされていないかチェックしてみてください。
2-2. LINEアプリの不具合
次は、LINEのアプリの不具合による原因です。
LINEでシステム障害が起こっている
ユーザー側の通信が正常でも、LINEのアプリ自体でシステム障害が起きているとメッセージを送受信することができなくなります。
この場合、LINEの公式Twitterや公式サイト、国内トップニュースなどでアプリの不具合が報告されていないか、というところから確認できます。
特にTwitterでは、LINEのアプリ上で障害や不具合が起きた時に、いち早く状況をチェックできます。
【お詫び】
本日、11/9(月) 14:32~14:52頃、LINEが正常に利用できない不具合が発生しておりましたが、現在すべての対応が完了し正常にご利用いただけます。お手数をおかけしますが再度お試しください。
ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした。— LINE (@LINEjp_official) November 9, 2020
※上記のツイートは、2020年11月9日に発生したLINE障害に関するLINE公式のツイートです。
また、不具合が起きている場合は、トレンド一覧で話題に上がっていることも多いです。
そして、Twitter検索で「LINE 送れない」といったワードで検索すると、他の人にも起こっているのか、自分だけに発生しているのか、といった原因の切り分けができます。
LINEアプリの不具合が原因の場合はユーザー側ではどうにもできないので、復旧まで待つしかありません。
LINEのバージョンが古すぎる
LINEをアップデートしておらず、かなり前のバージョンを使っていたりすると、LINEが送れなくなることがあるようです。
しばらくアップデートしていないといった心当たりがある場合は、一度最新バージョンが出ていないか、アプリストアでバージョンをチェックしてみましょう。
2-3. 通信回線の不具合(通信制限・Wi-fi環境の不具合)
今この記事にアクセスできている方なら、インターネットを正常に利用できるという事なので、通信回線が原因となっている可能性は低いと考えられます。
しかし、LINEを利用している環境とは別の端末や回線などで確認している方は、こちらもご確認ください。
通信回線の障害
ご利用の回線(キャリア・プロバイダ)で何らかの障害が起こっているパターンです。
一度、他の通信を使用するアプリが動作するかどうか、確認してみましょう。
(ブラウザでGoogleを開き、検索が簡単です。)
また、WiFi・キャリアなど、他の回線に接続できる場合は、接続先を切り替えてみてください。
通信を利用できるアプリが正しく表示されれば、接続していた回線に問題があると考えられます。
ルーターに問題が起きている(WiFiのみ)
ルーターが原因で通信ができていない場合もあります。
WiFiを利用していてLINEが送信できない場合は、一度ルーターを確認してみてください。
何かの拍子にコードが抜けて電源が切れていたり、バッテリー切れは起こしていませんか?
また、端末が故障したことにより、通信できなくなっているという原因も考えられます。
通信制限にかかっている
もし、画像や動画などの大きなデータだけが送受信できない場合は、通信制限にかかっている可能性も考えられます。
各キャリアで月の通信量を確認できるアプリがあるので、一度確認してみましょう。
また、お知らせのSMSメッセージやメールが来ている場合もあります。
3. 【不具合別】LINEが送れない時の対処法とは?
ここまでで、あなたがLINEが送れない原因が特定できたと思います。
原因ごとの対処法はそれぞれ以下の通りです。
- ▼端末が原因で送れない時の対処法
- LINEアプリを再起動する
- LINE以外のアプリを終了する
- 端末を再起動する
- 端末のソフトウェアを最新版にする
- ▼アプリが原因の時の対処法
- LINEアプリを最新版にアップデート
- システム障害発生時はLINEの復旧を待つしかない
- ▼通信回線が原因の時の対処法
- 全ての通信を切る
- 回線を切り替える
- ルーターを再起動する
それでは、対処法のやり方について、詳しく解説していきます。
3-1. 端末が原因で送れない時の対処法
端末が原因で送れない時の対処法は、以下の4つです。
- LINEアプリを再起動する
- LINE以外のアプリを終了する
- 端末を再起動する
- 端末のソフトウェアを最新版にする
LINEアプリを再起動する
まずは簡単に出来るLINEアプリの再起動を試してみましょう。
再起動の方法は、一度LINEアプリを終了した後に再度アプリを起動するだけです。
起動した時にLINEのロゴが表示されれば、正常に再起動されています。
iPhoneでLINEアプリを終了する時は、マルチタスク画面を表示させてLINEのサムネイル画像を上にスライドしてください。
その後、もう一度LINEアプリを起ち上げましょう。
Androidでは、端末の[設定]→[アプリと通知]→[LINE]から「強制終了」ボタンを押してアプリを終了させます。
その後、LINEを立ち上げれば再起動完了です。
LINE以外のアプリを終了する
端末全体の動作が遅い場合は、他のアプリを閉じることでパフォーマンスを上げることができます。
先程のLINEの再起動と同様に、アプリのマルチタスク画面を開き、現在開いているアプリをスワイプアップして閉じていきましょう。
端末を再起動する
端末に何か不具合があった時は、再起動することで解消される場合があります。
特にスマホは一度電源を入れると、何日も電源を入れっぱなしにすることが多いです。
長い期間電源を入れておくと、スマホの動作メモリに無駄が出来て動きが遅くなってしまいます。
そのメモリの無駄を開放するために、再起動は簡単にできて効果的な対処法です。
再起動の方法は、端末ごとに以下の手順をご確認ください。
iPhoneの再起動方法
- スリープ/スリープ解除ボタンを長押しします。(またはスリープ/スリープ解除ボタンといずれかの音量調節ボタンを、スライダが表示されるまで長押しします。)
- 「スライドで電源オフ」が表示されますので、右にスライドします。
- 画面が真っ黒になったら、再度電源を入れます。
アンドロイドの再起動方法
- 電源ボタンを長押しします。
- 「電源を切る」を選びます。
- 画面が真っ黒になったら、再度電源を入れます。
端末のソフトウェアを最新版にする
端末のソフトウェアが最新でない場合は、最新のバージョンにアップデートしましょう。
端末の設定(歯車のマーク)の中からソフトウェアアップデートという項目を選択し、画面に表示される手順に沿って操作してください。
iPhoneの場合
- 「設定」をタップします。
- 「一般」をタップします。
- 「情報」をタップします。
- 「バージョン」から最新版にアップデートしてください。
Androidの場合- 「設定アプリ」をタップします。

- 「システム」をタップします。

- 「詳細設定」をタップします。

- 「システム アップデート」をタップします。

- 「ダウンロードとインストール」をタップして最新版にアップデートしてください。※バージョンが最新の場合、最新であることを示すメッセージが表示されます。

3-2. LINEアプリが原因で送れない時の対処法
LINEアプリが原因で送れない時の対処法は、LINEアプリを最新版にアップデートしましょう。
LINEアプリを最新版にする
アプリを最新にすることで、不具合の修正や新機能が反映されて問題が解決することがあります。
LINEアプリのアップデートは、それぞれのアプリダウンロードサービスからおこなってください。
・App Store(iPhone)のLINEダウンロードページ
・Google Play(Android)のLINEダウンロードページ
iPhoneの場合
- 「友だち」のタブの左上にある「設定(歯車のマーク)」をタップします。
- 「LINEについて」をタップします。
- LINEアプリのバージョンを確認します。
- 「最新のバージョン」が表示される場合はタップします。※お使いのLINEアプリが最新版の場合は「現在のバージョン」しか表示されません。
- AppStoreのLINEページが表示されますので、「アップデート」をタップしてください。
あとはインストールが終わるまで待てば完了です。
Androidの場合
- Google Playストアを開いてLINEアプリのページを開いてください。
- 「更新」ボタンをタップします。
あとはダウンロードとインストールが終わるまで待ちましょう。
「開く」ボタンが表示されるとアップデート完了です。
システム障害発生時はLINEの復旧を待つしかない
LINEでシステム障害が起こっている場合は、ユーザー側ではどうにもできないため、復旧まで待つしかありません。
復旧までの時間は場合によりますが、数分から数時間で使えるようになることが多いです。
どうしても急ぎで連絡が必要な場合は、通常の電話やメール、SMSなどを利用して連絡を取りましょう。
3-3. 通信回線が原因で送れない時の対処法
通信回線の不具合が原因の場合は、次の4つを試してみましょう。
全ての通信を一度切断し、再度接続する
一度、通信回線(インターネット)から切断してみましょう。
機内モードのON/OFF切り替えが簡単です。
その際、WiFiに接続していると機内モードでも通信が続いているので、WiFiも一緒に切ることを忘れてはいけません。
有線で接続している場合は、インターネットケーブルを端末から抜きます。
こうすることで、通信がリフレッシュされて安定する場合があります。
回線を切り替える(キャリア/WiFi)
現在接続している回線に問題がある場合は、別の回線に接続してみましょう。
WiFiを利用している場合は、他のWiFi回線やキャリアの通信回線に変更します。
キャリア回線を利用している場合は、WiFi回線に接続してみてください。
ルーターを再起動する(WiFiの場合)
WiFiで接続している場合は、一度ルーターの電源を切って再起動してみてください。
端末(ルーター)の通信が一度リセットされることで、インターネットに接続できるようになり、安定する可能性があります。
やり方はお使いのルーターによって異なります。
有線ルーターの場合は、電源スイッチがないことが多いので、電源ケーブルを抜いて指すことで再起動が可能です。
2021/3/23発生のAndroid端末障害について
2021年3月23日にAndroid端末にてLINEその他アプリが開けない不具合が発生していました。
この問題は、該当日にアップデートされたGoogleのアプリ(WebView、Chrome)に不具合があったことによるものです。
現在は、最新版のアプリを利用することにより、この問題は発生しません。
もし、再度同様の現象が発生した場合の応急処置を掲載しておきますので、参考にしてみてください。
まず、一番簡単な方法として、設定 > アプリから「Chrome」を一度無効にすると、不具合を起こしていたアプリが開けるようになるようです。
(※無効にする際に、出荷当時の状態に戻すかどうかを聞かれるポップアップが出る場合は、キャンセルを選択)
また、Google Play Storeから「AndroidシステムのWebView」をアンインストールし、端末を再起動する方法でも対処可能です。
なお、端末によっては「AndroidシステムのWebView」が検索しても見つからない、「アンインストールボタンが表示されない」といった場合があるので、Chromeの無効化をお試しください。
それでも解決しない場合は、ホーム画面でLINEアプリを長押し >「新規トーク」を選択して、表示されたリストから連絡を取りたい相手を選ぶことで、その人とのトークルームが表示され、メッセージの送信や電話が可能となります。
4. その他の原因で送れない時の対処法
ここからは、矢印マークが付く以外のLINEが送れない現象について解説していきます。
4-1. 端末の容量不足で送れない
端末の残り容量が少ない場合、LINEの送信ができない事があります。
その場合は、送信ボタンを押した時に、ポップアップで容量不足のメッセージが出ます。
対処法としては、不要なアプリや動画など特に大きいデータを整理して、端末の残容量を増やすことが有効です。
ご自身のPCやハードドライブ、iCroudやGoogleフォト/ドライブなどの外部ストレージにデータを移せば、データ自体を完全に消す必要はありません。
4-2. 文字数制限(1万文字)で入力できない
LINEには一回のメッセージで送れる文字数が1万文字までという制限があります。
※以前までは500文字までとなっていましたが、現在は大幅に拡張されました。
入力欄に入力できる文字数が1万文字で、1万1文字目以降は入力ができない仕組みになっています。
※LINEで文字数制限以上入力しようとした場合の動画です。
1万文字を超えるとなると相当なボリュームなので送ることは少ないとは思いますが、もし送ることがあればメッセージを分割して送りましょう。
4-3. アカウントがBAN(凍結)されたからLINEが送れないの?
LINEの規約違反など、アカウントを使って悪質な行為を行うと、アカウントがBAN(凍結)されて利用できなくなります。(通称:アカBAN)
LINEの主な利用規約違反としては、次の3つが挙げられます。
・不特定多数の人へ短期間で同じ内容のメッセージを送信した
・一度に複数の人に通報された
・LINE IDを不特定多数の人が見られるように提示した
アカBANされるとLINEからログアウトされた状態となるので、メッセージが送れないというよりは、そもそもLINEのアプリが利用できません。
矢印マークやエラーメッセージが表示される原因でLINEが送れない時は「アカBAN」はないので、安心してください。
5. それでもLINEが送れない場合は公式に問い合わせ
当記事で解説している内容を試してもLINEが送れない場合は、LINEの公式に問い合わせてみましょう。
以下のURLからLINEへの問い合わせが可能です。
LINE お問い合わせ
お問い合わせページにアクセスすると、ログイン画面が表示されるので、LINEアカウントにログインして問い合わせを送ります。
また、ログインフォームの下のリンクより、ログインせずに問い合わせも可能です。
6. LINEが送れない時の原因と対処法まとめ
当記事ではLINEが送れない時の原因と対処法を解説してきました。
LINEが送れない場合は、端末・アプリ・通信回線の不具合のどれかです。
それぞれの原因に合った対処法を試してみてください。
LINEは、今やお仕事でも私生活でもなくてはならない連絡手段ですよね。
この記事が少しでも早く問題が解消する手助けとなることを願っています。
コメント