ほとんどのビジネスパーソンは、プログラミングとは無縁だと思っているでしょう。
しかし、2020年より小学校のカリキュラムにプログラミングが正式採用されました。
プログラミングをよく知らないまま社会人となった人は、この社会の動きに不安になるかもしれません。
そのような人のために書かれたのが『EXCELで簡単プログラミング プログラミングを知らないビジネスパーソンのためのプログラミング入門』(小川公一郎/福田浩之 著)です。
本書は、「プログラミングって何?」という人でも、プログラミングとはどういうものなのか、全体像を理解できる入門本を作ろうというのがコンセプトとなっています。
誰しもが気づかないうちにプログラミングをやっている
自分では「プログラミングなんてやったことがない」と思っていても、実は多くのビジネスパーソンがプログラミングに触れています。
たとえば、表計算ソフトのExcelは関数を使ったプログラムのひとつであるため、Excelで表を作るということは、プログラミングをしているということになります。
そして、プログラミングは実際にやりながら覚えていくのが効率的です。
なぜなら、自分で作成したプログラムが動く喜びを感じられ、モチベーションアップにも繋がるからです。
また、プログラムが思い通りに動かなかったとしても、なぜ動かないのか原因を探すという勉強にも繋がるため、まずは身近にあるソフトでプログラミングを体験するといいでしょう。
そして、ビジネスパーソンが日頃から慣れ親しんでいるソフトといえば、Excelを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
この本は、Excelで実務を自動化するプログラミングについて解説することで、実務にも役立てながらプログラミングの勉強ができる一石二鳥の入門本となっています。
紙で印刷されているため、そのままコピー&ペーストとはいきませんが、本書に載っているプログラミングの事例(コード)をそのまま引用しても問題ありません。
試しにどれかひとつを引用して、自分が作成したコードの通りにコンピューターが動く様子を見ると、きっとプログラミングの面白さに気づきますよ。
いま話題のプログラミング言語「Python」についても解説
本書では、現在話題となっている人気のプログラミング言語「Python(パイソン)」の基礎についても解説しています。
Pythonとは、コードの読み書きを簡潔にするために生まれたプログラミング言語であり、
- 少ないコードで分かりやすいプログラムが書ける
- 専門的なライブラリが豊富にある
という特徴があるため、プログラミング初心者向けの言語としても広く使われています。
「Instagram」や「YouTube」といった、有名なWebアプリケーションがPythonによって開発されていることも、人気のプログラミング言語となっている要因でしょう。
そのため、Excelでのプログラミングを体験して、本格的にプログラミングを学びたいという人でも満足できる一冊となっています。
まとめ
本書は、「プログラミングを勉強したいけど何から始めたらいいのかわからない」という初心者でも、実際にコードを書きながらプログラミングの全体像を理解できるようになることを目的として書かれています。
どの言語を学ぶにあたっても、共通する基本的なコードの書き方やルールというものがあり、初心者はまずプログラミングについての大まかな概要を把握する必要があります。
そのため、本書では多くのビジネスパーソンが活用しているExcelのマクロ言語「VBA」をメイン教材として取り上げており、実際にコンピューターが動くことの楽しさを知りながら、プログラミングの基本構造やルールを学べるようになっています。
その上で、「Python」といったプログラミング言語に触れていくことで、言語のおおよその意味がわかるようになり、効率的なプログラミングの勉強ができるようになるでしょう。
「プログラミング入門の入門本」と言える本書で、ぜひプログラミングの勉強をしてみてくださいね。
ソース:Excel業務を自動化しながらプログラミングも学んでしまえ! 『EXCELで簡単プログラミング プログラミングを知らないビジネスパーソンのためのプログラミング入門』発売。[PR TIMES]
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